ロン・ミュエック展@金沢21世紀美術館

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帰ってきました。

ロン・ミュエック展、本当に不思議な体験だった。
細部まで人と寸分違わぬ、ただサイズだけ狂ったような人形を、本物の人が囲んで眺めている。
その様子を見ていると、どっちが人でどっちが人形か混乱してしまいそうになる。
乱歩の世界のような不気味さとユーモア。

血管とか毛穴とか鼻毛とかニキビとか・・・そして何よりわずかに赤みを帯びた肌の色はもう人間そのもの。
生きている人間の温度を感じる程だった。
本当に大げさでなく、じっと作品を見つめていると、それが今に動き出すのではと思う。

僕たちが他の人間を見て感じる「その人が生きている」という実感がここまで再現されると、もう視覚だけで人を人と判別するのは恐ろしい。
「僕以外の全人類はロボットかもしれない」という疑いを晴らす道具が一つ減ってしまった。
おそろしや


ロン・ミュエック展

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プロフィール

             

平田澱
Hirata Yodom

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旧名「堕澱」
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